高年齢雇用継続給付の廃止方針が決まって、現54歳以降はもらえる給料がめちゃくちゃ減ることが決定したそうです。
高年齢雇用継続給付とは、現役でバリバリ働いていたときにくらべて、退職してからお金に困る高齢者の方たちが出ないように、
今までと同じくらいとまではいかないまでも、賃金の穴埋めを、60歳~y64歳の高齢者の方にする国の制度ですが、
これがだんだん減ってしまっていくことが決まって、「日本オワタw」という声が上がってきています。
この記事では、高年齢雇用継続給付の廃止方針でリミットが現在の54歳に決まったこと、
今回の決定で早期退職手続きがどんどん増えていくのではないかという心配、
さらにもらえる金額の上限設定がヤバイことと、世間の反響について、お伝えさせていただきます。
高年齢雇用継続給付 廃止方針でリミットは現54歳?
高年齢雇用継続給付の廃止方針が決まったのは、
- 今年(2019年)の12月6日のこと
で、これから現役世代から退職して、再就職をした60歳から64歳の方たちは、ますますお金に困ってしまうことになりそうです。
そもそも、高年齢雇用継続給付は、現役の第一線で働いていた世代が、60歳で定年を迎えて退職し、
今までとは同じように給料がもらえなくなってお金に困ることがないように、64歳まで国がお金を支給する、といった制度のことですね。
この制度の廃止方針で、
- 現在の54歳の人から、高年齢雇用継続給付が半分に減る
ことがわかっています。
具体的にいうと、
2025年に60歳になる人(つまり、現在時点で54歳の人、ということです)から高年齢雇用継続給付を半分に減らし、
30年度以降60歳になる人以降は、完全に給付がなくなります\(^o^)/
・・・いや、万歳している状態ではない(汗)
高年齢雇用継続給付 廃止方針で早期退職手続きが・・
高年齢雇用継続給付の廃止方針が決まったのは、
- 65歳までの継続雇用が、2025年度(あと6年後ですね)から、絶対にしないといけない「完全義務化」になる
ことが、背景にあります。
これで、「国は面倒見ないから、お前たち or 企業達、勝手に自分の食い扶持は稼いでいってね(ハート)」
といった、かなり無理ゲー・ハードモード状態になることが確定してしまっています・・・。
さらに、「働き方改革」といった、非正規雇用(派遣さんたちのこと)と正社員の人の間で、
なるべく同じように扱って、給料も同じくらいあげなさいよ!といった同一労働同一賃金も、2020年度から始まるわけですが、
現場の人や会社の人事部からしたら、
「いやそんなの理想論でしょ」「普通に考えて、同じように扱えるわけなくない?」
といった、不満の声も多数出ているようです。
高年齢雇用継続給付 廃止方針の上限設定はやばい!
高年齢雇用継続給付の廃止方針が決まったせいで、そのもらえる上限の半減設定がやばく、現在の54歳以降の人たちは自分でお金を稼いでいかないといけない、かなり厳しく激やば!な状態になることは、ほぼ確定。
ですが、そうはいっても、そう簡単に、60歳を超えてから転職や副業で稼げる高齢者の方ってなかなかいないのが現実です。
また、企業側も自分のところで賃金水準を確保して、社員さんたちの生活の面倒を見ないといけなくなりますし、雇う側にも負担とシワよせがやってきてしまいます。
役350万社もある中小企業のうちに、賃金の穴埋めをちゃんとしてくれる会社がどのくらいあるのでしょうか?
代表的な高年齢雇用継続給付の上限設定がやばいとして、早期退職者を募集したのは、
- 味の素
- オンワード
といった大会社が、数百名以上の早期希望退職者を募集し、実際に行動に移しています。
しかも、この早期希望退職者も、45歳以上や、50歳以上といった条件設定がされていて、60歳以上は、ぜんぜん対象にもなっていない、というのが現実。
政府や官僚のみなさまは、予算をどこに使って、どうやったら国民が生活しやすくするのか、もう少し考えてくれてもいいような気がします・・。
高年齢雇用継続給付 廃止方針への世間の反響
高年齢雇用継続給付の廃止方針への世間の反響は、反対派が多く、賛成派はほとんど見られませんでした。
実際に、反対派の声を見てみると、
こんなことばっかりで今現役で働いてる世代が支持すると思うのかな 年金も怪しい 補填もなくなる 老後に向けて貯蓄ができるほどの給料はでない 根本的なとこを改善するようにしてほしいわ
- 人件費が、上がって体力のない中小企業は、淘汰されていく。ますます格差が開いていくんだろう。長生きはもはやリスクでしかない。
- これで継続雇用する企業は激減し、定年→転職に備えるようになる。
公務員は率先して民間の待遇に合わせ、ボーナスなし10万円前後の月収を体感してもらいたい。- こんなんでは自分の生活守るのが精一杯で子供産むの無理です。ひとつも希望になる政策がない。
(引用:Yahoo!ニュース コメント)
というように、生きる希望すらもない、といった意見もあり、悲壮感が漂っているコメントもありました。
さらに、アメリカでは雇用が基本的に継続することを例に挙げて、
アメリカでは、本人の意思でリタイヤするまでは通常の雇用が継続します。もちろん給料が60歳から減るなどということもなく。日本政府が人生100年の理念を掲げ奨励しようとするならば、このシステムを見習わないと。給料が半減したらやる気も半減しますって。
(引用:Yahoo!ニュース コメント)
というように、やる気が全然出せないよね、現状だと、と批判している声もありました。
まとめ:高年齢雇用継続給付 廃止方針でリミットは現54歳?早期退職手続きが・・
この記事では高年齢雇用継続給付の廃止方針のリミットが現在の54歳になること、
早期希望退職者の手続きが、そもそも60歳以上は全然範囲に入っていない会社が大半であること、
もらえる上限設定がやばいことなどをお伝えさせていただきました。
これからの日本は本当に崩壊してしまうのでしょうか・・・。
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